介護職員の離職・転職の原因の1つが資格にあるという現実は、あまり知られていません。
介護の仕事をするには、介護福祉士やホームヘルパー・介護職員基礎研修・ケアマネージャー等が上げられます。
介護施設・訪問介護等の求人の際にも、資格要件としてホームヘルパー2級以上が記載されています。
介護福祉士は国家資格ですから、介護の実務経験が必要ですけど、ホームヘルパー2級は、福祉専門学校などで講習を終了すれば取得できる資格です。
介護の仕事をしている介護職員の大部分は、ホームヘルパー2級の資格保有者といえます。
介護施設などの収入となるのが、介護保険からの介護報酬ですけど、資格によって報酬額に差が有るという現実があります。
同じ内容の介護業務をしていても、資格によって報酬に差が出るという現実は、介護施設の運営者にとって介護福祉士を求める傾向があります。
結果として、介護福祉士は正職員にするけど、ホームヘルパーは準社員・嘱託職員などの非正職員にするという現実が数多くあります。
(準社員・嘱託職員と言いますけど、有期雇用ですから、契約社員みたいなものです)
更には、フルタイムパートタイマーという雇用形態もあります。介護福祉士にならなければ、雇用も不安定になるという雇用形態を採用している介護施設は、外部から見るよりも数多く存在するものです。
介護の実務経験が3年以上になると、介護福祉士の受験資格ができます。
合格率は50%程度ですから、2人に1人が合格しますから、難易度は低いですけど・・・・・
しかし、介護の仕事と一口に言っても、訪問介護・デイサービス・特養・老健等の、様々の形態がありますし、仕事の内容も様々です。
そもそも、介護福祉士の資格を取得しても、給与・待遇面で大きな差が出ない・・・・・
介護福祉士の試験は、学科・実技の2段階になっています。
学科は問題集などを繰り返し勉強すれば合格しますけど、実技は現実の仕事とは関係ない部分もありますから、事前の対策が必要です。
介護施設で働いていても、介護施設なりのやり方があって、試験に合格するとは限らないものです。
介護福祉士の試験は、「試験の為の試験」に過ぎないという人は多くいます。
介護施設で仕事しながら、介護福祉士の資格を取得する人も多いですけど、受験費用や交通費などの費用を考えたり、資格取得後の待遇を考えると合格のメリットを感じない人も多くいます。
介護施設によって違いがありますけど、介護職員の半数が非正職員という介護施設の運営者にとって、介護福祉士の資格を取得しない人は、雇用を打ち切る!という人もいるといわれます。
モットモ、契約社員・フルタイムパートの身分は有期雇用ですから、「契約満了」という事で雇用契約を打ち切られても文句を言えない・・・・・・
介護職員の退職・離職で人材不足が慢性化している! 自ら、退職・離職する人もいれば、契約満了という形で、雇用を打ち切られて離職するという人も数多くいます。あまり、知られていない現実です。
介護の資格は現在でも、新設され増え続けていますし、ホームヘルパーの資格は来年3月で終了し、新しい資格に変わります。ホームヘルパー同等の資格は講習だけでなく、試験が実施され取得費用も高くなりそうです。
介護の仕事の給料を考えると、資格が取りにくくなるという現実は、介護の仕事を目指す人にとっては、デメリットにしかならないものです。
介護福祉士・ホームヘルパーの有資格者の半数は、介護の仕事に従事していないという現状を知る事から、対策を考える事が大切です。
介護の有資格者が介護の仕事に従事すれば、介護職員不測にはならないという現状をどのように考えるのか???
介護の質を高める!と目指す方向は正しいですけど、資格取得のハードルを上げるのは疑問が多くあるものですし、介護の仕事が敬遠される要素になりかねないものです。
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