パーキンソン病の人は、介護の現場だけでなく社会生活の中でも14万人がいるといわれます。
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パーキンソン病とは、動作が緩慢になり、手足の障害が起きる病気で震えや歩行障害が出ます。
筋肉が緊張状態になってこわばった状態になり、筋力低下も起きます。
外見的な症状としては、前傾姿勢になり歩幅が小さくなり歩く早さも遅くなりますし、足が上がらないために小さな障害物でもつまづき転倒の危険性があります。
障害物が無くても、クツが合わずに、転倒する事もあります。
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パーキンソン病には治療薬がありますから、定期的に服用する事で社会生活をする事ができます。
パーキンソン病治療薬としては、L-ドーパ←←←←←脳内に不足するドーパミンを補う薬。
ドーパミン・アゴニスト製剤←←←←←ドーパミンの働きを補う薬。
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介護が不要な人であれば、L-ドーパとドーパミン・アゴニスト製剤を、1日3回服用すれば、日常生活をおくる事ができます。
問題は、L-ドーパはパーキンソン病に対しては効果がありますけど中毒性があり、服用期間が長くなると効果の持続時間が短くなっていくという事です。
解決策としては、L-ドーパの服用を1日4回にするという方法も考えられますけど、ジスキネジアという副作用が起きやすくなります。
(ジスキネジア←←←←←自分の意思と関係なく手足が動いてしまう状態で、原因不明です。麻薬の中毒症状にも似ています)
パーキンソン病が完治できれば、ジスキネジア等の副作用は避けられますけど、現代医学では完治は望めないのが実情です。
パーキンソン病は治療はできるけど、完治する事はできない!!
L-ドーパを、朝昼晩の食後に服用する人が多いです。
しかし、薬の効果の持続時間を考えると、朝、起きる状態では薬が切れている状態になっている場合が多いものですから、介助が必要になります。
完治しない病気ですから、薬の服用期間が長い人も多くいます。
長くなれば効果の持続時間が短くなりますから、薬の効果がある時間帯と薬が切れている時間帯があります。
夕方の通勤時間に薬が切れた状態であると、車の運転はできませんし、人ごみの中を歩いて移動するのも危険が伴います。
また、夜間頻尿などがある場合は、薬が切れた状態ではトイレに行くことも困難になります。
リハビリパンツやオムツが必要になりますから、夜間・早朝だけ介護が必要になり、家族の負担も増えます。
睡眠時間は、疲労回復や自律神経などの回復の為に必要な時間ですから、夜間の介護は睡眠妨害になり、介護者の健康に悪影響があります。
介護施設の入居者の場合、家族介護が不可能になっている場合がほとんどですから、パーキンソン病だけでなく認知症もある場合が大半です。
平らな床でも転倒する危険がありますから、動作をサポートする必要があります。
夜間頻尿があれば、夜のオムツ交換も必要ですし、起床時にも転倒事故を防ぐ為に介助が必要になります。
介護の仕事ですから、当然の事かもしれませんけど、体が健康であれば体格もいいですから、力仕事になり重労働です。
介護職員の離職原因は、昼間の介護よりも、夜間の介護に起因することが多いものです。
パーキンソン病・認知症など、高齢者の病気は脳神経にあることが多いですから、医療技術の進歩によって完治を目指す事が望まれます。
夜2回以上トイレに行く「夜間頻尿」に小林製薬 ユリナールJ 72錠 【第2類医薬品】 02P18Dec12
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