高齢社会になり、高齢者が増えるということは要介護者も増えるということです。
同年代の人口に対して同じ比率で要介護者が存在するという事ですけど・・・・
同年代であっても、都市部と地方では要介護者の人口当たりの比率は違います。
特に、自営業をはじめ農林漁業をしている人にとって、高齢になったからといって隠居生活はできません。
なぜなら、国民年金にしか加入していませんから、年金暮らしはできない!!という現実があります。
年金の保険料は会社員や公務員と同等に支払っていても、受給できる年金額は半分くらいですから・・・・
本題に入ります(笑)
少子高齢化社会になっているということは、要介護者が増えても介護スタッフが不足するという事です。
結果として、特養・老健・療養病棟を運営する場合でも、人手不足になってしまいます。
人手不足であれば、ロボットで代用すれば良い!!という事で、介護ロボットが注目されています。
テレビのCMや雑誌などで取り上げられている介護ロボットが「HAL」です。
サイバーダインや大和ハウス工業で取り扱っています。
「HAL」は、ロボットというよりも「パワーアシストスーツ」と言われるものです。
介護職員が身に付けることで、少ない力で高齢者を抱きかかえる事ができます。
ベッドから車椅子への移乗などの際に、腰を痛めるリスクを減らせます。
要介護者が身に付ければ、足腰の力が衰えて車椅子生活になった人でも、歩く事が可能ですからリハビリにもなりそうです。
<細かい説明はサイバーダイン・ダイワハウスのホームページで確認してください>
他にも癒し系のペット型ロボットもありますし、色々なロボットがあるものです。
色々なロボットがあるのはいいですけど、当たり前ですけど無料ではない!!という事です。
ベッドから車椅子などができるロボットがあります。
量産化されていませんし価格も不明です。大体、2000万円くらいらしい・・・・
いくら便利であっても、2000万円あればロボットを購入するよりも介護スタッフと専属契約したほうが安上がりかも・・・・・
個人として購入することは不可能ですし、介護施設で購入するにしても何台も購入できないものです。
賀そうで人を持ち上げていますけど、高齢の要介護者の場合、腹筋・背筋の力が低下していますから、ずり落ちてしまいそうですけどね。
介護には便利であっても、他の用途には使えないですし・・・・
「HAL」パワーアシストスーツは、装着や取り外しが面倒そう・・・・
力仕事やリハビリの際に装着・取り外しを繰り返すには時間のロスがあります。
介護スタッフが装着する場合は、慣れれば早くできるようになりそうですけど・・・・ただし、男女差や対格差によってすべての人にフィットするとは限らないという現実もあります。
ました、要介護者のリハビリの為に装着するとなれば、体格や姿勢などの問題もあります。
色々な問題をクリアできたとしても、金額を考えると導入しづらい・・・・
介護保険の対象になれば、個人負担は1割で済みます。
しかし、ロボット本体の価格が高ければ、1割の負担もできないものです。
アベノミクスの成長戦略の1つとしてロボット技術が取り上げられていますけど、介護業界への導入には問題が多すぎですね。
この記事ではお金の問題だけを取り上げましたけど、予想外のトラブルもおきそうですね。
「介護職員不足」という言葉が独り歩きしています。
しかし、本当に介護職員は不足しているのか???という質問をしたら、的確に答えられる人がいるでしょうか・・・・
ホームヘルパーや介護福祉士などの介護関連資格を持ちながら、介護の仕事をしていない人が多すぎるんです。
介護施設不足・介護職員不足!!と言います。
都市部では不足していますけど、地方では介護施設の定員に空きもあるし、介護職員も余っています。
元気な高齢者で介護などの仕事をしたくても、採用されない人もいます。
リストラで仕事を失った中高年の人の人も大勢います(表面化していませんけど)
人の配置を上手くやれば、介護問題は解決できるのかもしれません。
役所の人が机上の論理で考えても、解決しないものです。
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