日本は長寿の国!!
2013年の日本人の平均寿命は・・・・男性が80.21歳(前年比+0.27歳)。 女性が86.16歳(前年比+0.20歳)になりました。
主要50カ国の中では、男性が4位!! 女性は、もちろん 1位!!!(パチパチパチと拍手)
ちなみに、男性の長寿No.1は、香港でした。
平均寿命といいますけど、正しくは「平均余命」というべきですね。
0歳の子どもが「後、何年生きられるのか??」という数字ですから、現在の人の寿命とは関係ないですし、統計ではなく推計値ですから参考にはできても、正しいと言える根拠は不明瞭です。
日本人は昔から長寿の民族だったのか???
昭和20年位(戦後)の平均寿命は、男女共、50歳代でしたから、元々が長寿とは言えないものです。
戦後復興とともに、食生活の改善や産業も進歩しましたし、医療技術も進歩した結果と言えそうです。
案外、忘れてならないのは「国民皆保険制度」によって、誰でも医療を受ける事ができるようになった事もあります。
平均寿命はテレビや雑誌名とで取り上げられる機会が多いですけど、「健康寿命」を取り上げるのは、老人医療と介護業界だけかもしれません。
介護や老人医療費の観点から、政治問題にもなっていますけど、現実を理解しているとはいいがたいものです。
「ピンピンコロリ」とか「ピンコロ」という言葉が使われています。
関心がなければ理解できにくい言葉です。
高齢になっても健康で自立した生活をして、介護など人の力を借りたくない。人生を終える瞬間まで健康でいたい、そうすれば他人に気兼ねが要らないし・・・
そうは言っても「健康寿命」の定義があるわけではありません。
高齢になって「健康で自立している」と「要介護・要支援である」の境目は不明確です。 特に、認知症がある場合は、外見から判断できないものです。
「健康寿命」の調査というと、判断基準が不明瞭ですから、信頼できる数値が少ないのが現実です。逆に考えると調査結果の信頼性が低いだけに、対策を立案しにくいものです。
健康寿命について男女別にベスト5とワースト5を挙げると・・・・
《男健康寿命ベスト5》
愛知県⇒⇒⇒⇒⇒静岡県⇒⇒⇒⇒⇒千葉県⇒⇒⇒⇒⇒茨城県⇒⇒⇒⇒⇒山梨県
《女健康寿命ベスト5》
静岡県⇒⇒⇒⇒⇒群馬県⇒⇒⇒⇒⇒愛知県⇒⇒⇒⇒⇒沖縄県⇒⇒⇒⇒⇒栃木県
《男健康寿命ワースト5》
青森県⇒⇒⇒⇒⇒高知県⇒⇒⇒⇒⇒長崎県⇒⇒⇒⇒⇒大阪府⇒⇒⇒⇒⇒岩手県
《女健康寿命ワースト5》
滋賀県⇒⇒⇒⇒⇒大阪府⇒⇒⇒⇒⇒広島県⇒⇒⇒⇒⇒福岡県⇒⇒⇒⇒⇒徳島県
色々な理由をこじつけて説明している記事や本もありますけど、理由は不明!!(特に健康食品のセールストークには些細な事でも大袈裟に説明してありますね)
「平均寿命-健康寿命=要介護・要支援期間」となります。
平均寿命は長くても、健康寿命が短ければ、支援や介護などで周囲の人の負担が大きくなってしまいます。
最近、気になっているのが「延命治療」です。
医療技術の進歩は目覚しくて、意識がない状態でも数ヶ月以上の延命が可能になっています。
「延命治療をして欲しい!!」と本人が望んでいるかどうかは定かではないし・・・・家族の意思次第ですね。
若い人で回復の可能性があれば、最大限の医療を施すことが必要ですけど、高齢者で回復の見込みが少ない場合は、延命治療をする事が本人の意思に沿うのか????
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個人的な主観です。
介護関係の仕事をしていると、要介護者のQOLを維持したい!!QOLの低下は、介護者の能力不足??
しかし、要介護者の気持ち次第ですね。
認知症で寝たきり状態になった場合、どこまで介護が必要なのか???自問自答ですね。
モチロン、亡くなって欲しいという意味ではありませんけど「認知症で寝たきりの生活は人間らしい生活なのか?本人にとってのQOLが維持されているのか?」
QOLと言っても、1人ひとりで違いますし、個人差が大きいものですから、判断しにくいものです。しいて言えば満足な表情や態度をしているかどうかが判断基準かもしれませんね。
私が、要介護になったら「何もしないで欲しい」なんて思いますけど・・・・。現実は本人の意思に関係なく病院や介護施設での生活になってしまうでしょうけど・・・・
介護の仕事をやっているからこそ「ピンピンコロリ」を目指したいものです。
そうそう、年金暮らしになったら「有料老人ホーム」などの高級な施設は利用的ないですから・・・・
と言いつつも「ピンピンコロリ」となるような体を鍛えたり、健康的な生活をしていませんけど(苦笑)
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