シェアブログ326に投稿 ★★
最新記事 へ★★
介護施設に入居している高齢者は、認知症をはじめとして様々の症状があります。
脳梗塞などで、右・左・下半身などに半身麻痺があったり、持病があったり、パーキンソン病の症状があったりします。
介護スタッフは要介護者に対して、同じような介護をするのではなく、個別にオーダーメイドの介護が必要になります。
ある意味で言えば、患者を診る医師のような仕事ですけど、
3Kと言われるような仕事の現場です。
介護の仕事をしていて気になっているのが、気分的に落ち込んだ「
うつ病」のような症状が出る人が多いことです。
特に、入居者の持病が悪化していたり、徘徊が多い場合は、神経を使いますから疲れも大きくなり、夜勤明けなどの時には、脱力状態でやる気が起きない・・・・金属疲労ならる勤続疲労!!
介護職員の退職や
転職が多いのを実感してしまいます。
介護職員の離職率は、16%といいますけど、介護施設によっては20%程度ありそうです。
介護の離職で見落としがちなのは、パート・派遣職員などの、施設に直接雇用がなされていない場合、契約期間が過ぎれば、契約満了!!
というよりも、解雇!! 「かいご」で「かいこ」というシャレにならない状況が存在する事です。 そう意味で言えば、介護施設はブラック起業にリストアップされても仕方ないのかも・・・・
そんな中、「
ワタミの介護」といえば、有料老人ホームなどの介護施設や訪問介護、宅配弁当(
ワタミの宅食)など、高齢者向けの事業を展開しています。
ワタミの運営する施設での死亡事故の話題です。
----------------------------------------------------------------------
<介護施設>東京・板橋で女性水死 職員が入浴時放置<毎日新聞 1月12日配信>
居酒屋チェーンなどを展開する「
ワタミ」(東京都大田区)のグループ会社「
ワタミの介護」が運営する板橋区の介護付き有料老人ホーム「
レストヴィラ赤塚」で昨年2月、運動障害を起こすパーキンソン病の女性(当時74歳)が入浴の際、付き添いの職員が1時間半にわたって風呂場を離れ、女性が水死していたことが分かった。
施設側は当初、遺族に病死と説明していた。
警視庁高島平署は業務上過失致死容疑で捜査を始めた。
女性の長女(47)によると、女性は09年に
パーキンソン病と診断され、10年12月に施設に入所。昨年1月末ごろからは施設内で転倒を繰り返していた。
事故は昨年2月16日に発生。女性は午後2時15分ごろから入浴し、午後3時40分ごろ、風呂場で心肺停止状態で発見された。
介護保険法に基づく施設サービス計画書では「本人の様子を見ながら必要であれば洗身、洗髪を行う」などと規定されているが、職員は入浴中、一度も女性の様子を確認しなかったという。
施設側は事故後、遺族に「10分間、目を離した間に心肺停止になった。病死の可能性が高い」などとしていた。
しかし、高島平署が施設内の防犯カメラを調べたところ、虚偽の説明だったことが判明。死因も水死と分かった。
施設側はその後、「ほかに入浴者がおり、手が回らなかった」などと釈明した。
女性の長女は「ずさんな施設に母を入所させてしまったことが悔しくてならない」と涙ながらに語った。
高島平署は施設側に過失がなかったか、当時の状況や職員の体制などを調べる。
ワタミの広報担当者は「警察の捜査に全面的に協力しており、コメントは差し控えたい」
----------------------------------------------------------------------
「
ワタミの介護」は、CMなど知られていますけど、介護施設が全国にあるわけではないですね。
ただ、有料老人ホームであれば、特別養護老人ホームや老人保健施設に比べれば、介護スタッフなども充実している印象があります。
入居費用が高い分、建物も豪華ですし、介護スタッフの待遇(特に給与面)も良いと聞きます。
有料老人ホームは、入居費用・家賃・食費が高い分、誰でもが利用できない!!有料老人ホームと言っても、介護付きと介護別があるのは、意外と知られていない。
今回の女性が浴槽で水死した事故は、介護の仕事をしていれば、誰でも遭遇する可能性があります。
事故が起きないようにするのは「介護の仕事」としては当たり前の事ですけど、数人の介護スタッフで数十人の要介護者を見ている状態では、目を離す時があるのが現実です。
介護スタッフが、入浴者を忘れてしまっていた・・・というのが原因と言う事例です。
私の勤めている施設では、介護スタッフ4人で、入居者30人の入浴をサポートしてます。
男女で別々に入浴しますから、分単位での入浴です。
半分、自立したている人もいれば、半身浴の人もいれば機械浴の人もいます。
車椅子での移動が可能な人もいれば、ストレッチャーが必要な人もいます。
脱衣して、入浴して、体を洗ったり洗髪したり、着衣したり、移動したり、戦場のような状態・・・・戦争は知らないですけど・・・
有料老人ホーム「レストヴィラ赤塚」の事件は、事故があったのは仕方ない? と容認はできないですけど、同情の余地はあります。
問題は、遺族に対して「事故を病死」として、説明していた事です。
有料老人ホーム「レストヴィラ赤塚」は、ワタミが運営していますから、入居者の遺族にとって、信頼できる施設だったでしょうけど・・・・
「ワタミの介護」といえば、ブランド力がありますし・・・・
介護の仕事に限らず、虚偽の説明をして保身を図った事は、重大な問題といえます。
多分、担当していた介護職員は懲戒解雇だろうし、施設の責任者も責任を問われるだろうし・・・・
しかし、介護スタッフの人員不足に対しての問題が追及されていない・・・・つまり、同様の事故が起きるリスクに対して、対処されていないのが問題です。
そもそも、パーキンソン病の要介護者の場合、1人で入浴して大丈夫?なのでょうか・・・
パーキンソン病にも症状の程度に差が有りますから、なんともいえないですけど・・・・・突然、手足が震えだしたり、発作が置きやすいので、溺れないように小型の和式の浴槽を使用すべきでは・・・・
こんなよく沿うがあります↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
浴槽の外寸は、90cm*70cm*高さは65cm(埋め込み式)です。内寸は、80cm*60cm*深さ60cm程度です。
大きな人が入るには小さいけど・・・・滑ったりしない、和式の浴槽です。家庭内での入浴中の事故に対応できるアイテムですから、介護施設などでも豪華さよりも、利便性・安全性を追求して欲しいものですね。
★★
介護の話題は TOP PAGE からどうぞ ★★
ブログランキングに 応援クリック お願いします
↓↓↓↓↓↓↓