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介護の日々の出来事

ノロウイルスと介護施設とお正月。介護職員はノロウイルスと隣り合わせ。

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受付嬢
ノロウイルスが流行の兆しです。冬になると、毎年訪れるのがノロウイルス対策です。

病院・介護施設などの入院・入居者が集団生活する上において、インフルエンザ・ノロウイルスなどの集団感染は、生命にかかわります。
入院患者や介護施設の入居者は、体力が低下していますし、免疫力も低下していますから、健康な人であれば重症にならなく場合でも、高齢者などは重篤になりやすいものです。

患者・入居者に注目がいきがちですけど、看護師・介護スタッフなども、集団感染の危険にさらされいてることになります。
 
ノロウイルスも新型になっているようで、感染力がアップしているのかも・・・・・
介護と職員は、入室の際に手洗い・消毒などに注意をしていますけど、お見舞いや面会に訪れる人たちには、声掛けをすることはあっても、それ以上のことはできないものです。

介護施設内の消毒は徹底できても、外部との接触を絶つことはできないですから、リスクと隣り合わせの状態です。

私の働いている介護施設では、ノロウイルスが出たことはないですけど・・・・・
ノロウイルスの対策として、排便・下痢・吐いた汚物などに対しては、エプロン・グローブ(ゴム手袋)は、専用のものを用意しています。

しかし・・・入居者が突然、食べ物を吐いたりした時には、汚物に触れたり、触ったりしてしまうことは避けられないものです。
吐いたからといって、ノロウイルスであるとは断言できないですし、緊急の状態で、専用のエプロン・グローブを取りに行っている余裕はない!!
事務の話によると、道具を取りに行ってから対処するように!!と言うけれど・・・・・
ペット
私の勤めている介護施設には、流れ者の介護スタッフ(仕事を転々としている人)がいますけど、前の施設をやめた理由が、ノロウイルスに感染してしまったから・・・
老人病院に併設された介護施設でも、ノロウイルスが出ることがあるんです・・・・

排泄介助などの作業中は、マスクをして感染しないようにしていますけど・・・・しかし、それ以外は、マスクをしていないし・・・・ノロウイルスは食う地球に漂っていますから、吸い込んだら大変!!

外部から隔離されたような介護施設ですけど、家族や知人などの面会者はありますし、介護職員も通勤していますから、外部との接触はあるのです。
消毒などを徹底して、後はノロウイルスが出ないことを祈るのみ・・・・・

今年はノロウイルスの流行の兆しがありますから、正月期間中も、入居者の帰省は控えるようにとの通達がありました。
もっとも、認知症のある人が大部分ですから、正月を知っているのか?知らないのか?・・・認知症が進行していると、会話が通じないからなんともいえませんけど・・・・

例年だと、正月の間は、帰省する入居者がいるから、介護の仕事も楽になるのですけど、来年の正月は平常どおりの状態かも・・・・
正月くらい、家族と一緒にすごしたいだろう・・・・入居者の心理は・・・・

しかし、ショートステイで正月の期間だけ、介護施設を利用する要介護者もいますから、家族にとっては、一緒にいたくないのかも・・・・
家族の考え方にまで立ち入る事はタブー・・・・

介護の仕事をしていると、自分の親を介護施設に入れる決断はしにくいものです。
有料老人ホームなどのように高額な介護施設であれば、生活をエンジョイできるでしょうけど、誰もが利用できる施設ではないですし・・・・

来年の正月は、三が日、仕事三昧!!(ニガ笑と涙) 人が楽しんでいる間は仕事!!正月が終わったときから私の正月の始まり・・・・
夜勤で年越しのカップそばを食べながら紅白歌合戦をみて正月を迎える人もいるけれど・・・・・

高齢者の介護施設の場合、おせち料理といっても御餅は無し!! 御餅がアラレみたいになってるものが出ます。
御餅を詰まらせて、事故でもおきたら大変!!正月期間中は、常駐の医師がいないですから、救急車を呼ばないといけないし、変な噂にも繋がってしまいます。

御餅じゃないけど、食べ物を詰まらせたら、要介護者の口に指を突っ込むか!掃除機を使って無理やり吸引するか?
乱暴だけど、命にかかわることだから、瞬時の判断が大事!!

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胃ろうと介護

「胃ろう」にする事で介護が難しくなるという現実

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受付嬢
療養病棟や介護施設の入居者の中には「胃ろう」にしている人がいます。
食事などを口から摂取できなくなった人に対して、胃に小さな穴を開けチューブを使って、栄養剤を直接いれる手術です。

高齢者だけでなく、障害者にも施術されています。
障害者に施術する場合は、口から食事ができるようになれば、「胃ろう」を閉じることができます。
高齢者の場合、一度、「胃ろう」を作ってしまうと、末期まで食事をすることはないようです。

病気などで食事が減ることで、栄養不足になった際に、医師の判断で「胃ろう」を作るケースが多いようです。
食事ができないで栄養不足を解消するのは大変ですけど、「胃ろう」にする事で、栄養不足を解消できる点は医療から見れば評価できます。

「胃ろう」にすれば、栄養摂取はできやすいですし、衛生面で管理ができれば、感染症のリスクも減らせます。介護者にとっても食事の手間が減らせますしメリットも多いものです。
しかし、在宅で介護するのは難しい・・・・「胃ろう」を作ったら、療養病棟・老人保健施設・特別養護老人ホームなどで、看護師が管理することになります。

逆に、食事による栄養摂取をするとしたら、時間と手間がかかり、介護スタッフでは対処しきれない。まして、在宅介護では対応は難しい・・・
ペット
医師が「胃ろう」を薦めると、患者本人や家族は拒否しにくい・・・というよりも拒否できないのが現実です。
患者と医師の立場は、同等ではないのが現実です。医師にとって、患者が弱っていくのは医療の敗北!!患者のQOLよりも、医療技術の方が大切!!
表向きにはいわないけれど、医師は患者よりも上の立場にいるものです。(医師は思っていなくても、患者はそう感じるものです)

胃ろう」にする事で、寿命を延ばすことは本人にとって幸せなのか?家族にとって幸せなのか?
本人の考え方や家族の考え方によって違うものですから、同じ答えは出ません。

胃ろう」にする事で、咀嚼回数が減り、認知症があった場合、進行が早くなる傾向にあるようですから、家族との意思疎通がなくなるという現実は、あまり知られていないようです。
机上で考えるよりも、経験しなければ答えが出ないのかもしれませんけど・・・・

個人の権利が重視される傾向がありますけど、「胃ろう」を作る場合、本人の意思というよりも、家族の医師が優先してしまう傾向があることは否定できないものです。
多分、「胃ろう」の介護を経験したら、自分の時は胃ろうにして、家族に迷惑をかけたくない!と思う人は多いようですけど・・・・

人間と動物は違うかも知れませんけど、自分で食べることができなくなった場合は、日常のQOLを維持できませんから、寿命を感じると感じます。
介護の仕事をしていると、自分だけでなく肉親には胃ろうを作りたくないと、感じてしまいます。
胃ろうを作った本人の気持ちはわかりませんけど、食事できないことに対して自尊心が傷ついているかも知れません。
介護施設の場合、胃ろうを造る前の状態はわかりませんけど・・・・・

現代の社会において、人生の最後を自宅で迎えることは難しいのが現実ですし、介護施設に入居したとしても、健康な状態に戻る可能性は低いですから、疑問が生じてしまいます。
「胃ろう」と介護の考え方「胃ろう」のセカンドオピニオン不要な「胃ろう」「胃ろう」と寝たきりの介護「胃ろう」を作る原因「胃ろう」の不都合な現実
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胃ろうという選択、しない選択 「平穏死」から考える胃ろうの功と罪
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