認知症の高齢者の増加が予想を上回ったと言うニュースが出ています。
認知症の診断をできる医師が少ないだけに、正しい数字かどうか?疑問が残りますし、統計ではなく推計ですから、信用度も下がります。
本当は、一過性のうつ状態を認知症と診断していたり、統合失調症を認知症と診断していたり、正しい診断をできる医師が少ないだけに、疑問もあります。
ニュースの内容は↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
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認知症高齢者、305万人=予想上回る増加―厚労省推計<<時事通信 8月24日配信>>
厚生労働省は24日、2012年の認知症高齢者が推計で305万人に上ると発表した。
65歳以上人口の約10%を占める。従来の予想を上回るペースの増加で、20年には400万人を超える見通しだ。
厚労省によると、03年時点での予想は10年で208万人、15年で250万人、20年で289万人だった。
同省は認知症高齢者が当初の予想を上回った原因について
(1)介護保険制度が普及し調査対象者が増えた
(2)高齢者の寿命が延びた
(3)病院で受診する高齢者が増えた
などと分析している。
しかし、10年9月の要介護認定に関するデータを基に推計し直した結果、10年ですでに280万人と予想の1.35倍となっていたことが判明。
15年で345万人、20年で410万人、25年で470万人に達するという。
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認知症の高齢者300万人超 厚労省推計 65歳以上の「10人に1人」<<産経新聞 8月24日配信>>
認知症の高齢者が今年の時点で300万人を超え、平成14年時点の149万人から10年間で2倍に増加していることが24日、厚生労働省の推計で分かった。
65歳以上の10人に1人が認知症を患っている計算になる。
政府の過去の推計を大幅に上回るペースで増加しており、厚労省は近くまとめる認知症対策の計画に推計を反映していく方針。
調査は、22年の1年間に要介護認定を受けた人のデータを基に、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意すれば自立できる状態(日常生活自立度II)以上の認知症高齢者を算出した。
それによると、認知症の高齢者は22年時点で280万人(65歳以上人口の9・5%)おり、24年は305万人(同9・9%)になると推計。
その後、27年に345万人(同10・2%)、32年に410万人(同11・3%)となり、37年は470万人(同12・8%)にまで増加するという。
14年段階のデータを基にした推計では、22年に208万人、27年に250万人、32年に289万人、37年に323万人となっており、今回の推計は、いずれも大きく上回っている。
厚労省は、「14年段階では、要介護認定が始まって間もなく、基のデータとなる介護保険を利用する高齢者が少なかった」とした上で、「急速な高齢化と、高齢者人口の予想以上の増加に加え、認知症に対する理解が進み、認知症と診断される高齢者も増加してきた」と分析している。
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時事通信と産経新聞で、数字が違っていますけど・・・・・
認知症とうつ病は間違えられやすいですし、統合失調症も認知症に似た症状があります。
推計の場合、モデルの地区での統計を利用して全国的な数字を推測するわけですけど、高齢者の比率や農業・漁業・自営業などの場合、認知症は少ないと言いますから、正しい数字かどうかはわかりませんけど、高齢者が増えると認知症が増える!
しかし、介護が必要になるけど、介護施設・介護職員の人数は現状維持!!という構図になりそうです。
モットモ、軽度の認知症であれば自立した生活ができますし、認知症の人数の中で介護が必要な要介護状態の人の増加傾向を見る必要があります。
認知症治療薬も「アリセプト」だけでなく、いくつかの新薬も出ていますから、治療できない認知症は減りそうですけど・・・・・
認知症治療薬と言っても、病気を治すように健常な状態にするのではなく、症状の進行を食い止めたり、遅らせる為の物ですから、減る事は考えられません。
介護職員の人材不足が注目を集めそうですけど・・・・だけど、若い介護職員は不足していても、中高年の介護職員は採用されないと言う現実もあります。
介護職員の離職も、若い介護職員が多いし・・・・
いずれにしても、介護施設などは民間に経営を任せていては、高齢社会に対応できない状況になっています。
中高年の介護職員を採用・正社員化する事で対処することもできますし、介護関係の資格を持ちながら介護の仕事をしていない人を介護業界に戻す事も必要です。(介護の有資格者数は、必要な介護職員の数を満たしています)
認知症の高齢者(若年性認知症の中年も)が増加するのは間違いないですし、政治には介護の現場の仕組みを変えるくらいの対策が求められそうです。
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